悪役は悪役という役割として真っ当するからこそ悪の美学が光るわけだから、その辺り中途半端に臭い物に蓋をしながら「レミリアとエミの愛と絆は美しい〜！！！」と思考停止に美化させたがる作者の倫理観はもはや不気味の谷的なキショさがあるんだよ。そういう意味では金◯ムは色々とぶっ飛んでいる作品ではあったけど、囚人に関する善悪の倫理観の扱いはちゃんとしていたなってなる。倫理観の扱いがちゃんとしていたからこそ、金◯ムの作者が囚人を自画素にする行為にむしろ説得力があったというか。その囚人の作中での振る舞いを見ているとね。