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目が覚めた。
寒い、外気によるものではない。
内側が、もっと言うのならば、胸の内が寒い。
昔から時折訪れる理由の無い虚しさ、漫画的な表現をするならば『胸に穴が空き、そこを寒風が吹き抜けて行く』といった所か。
この"寒さ"は冬に限った話ではなく、夏であろうと春であろうと不意に訪れ。
私に奇妙な冷静さと、やんわりとした破滅願望──端的に言ってしまえばニヒリズム──を与えてくる。
元よりそちら寄りではあるし、一時期は山奥に籠もろうかと本気で考えたこともあるのだが。しかし結局、私は"ここ"にいることを選んだ。
それでも時々、このような虚しさが訪れる。
それは耐えがたい誘惑であり、同時に──生来のひねくれ者である『私』にとっては──"従わない事"への密かな楽しみでもあったりするのだ。 -
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いくつか作ってみたけど、これが一番しっくりくるな -
名も無き虚しさよ去れ