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旅に憧れている。
今、ここではない何処か。
それは非日常であり、新鮮な驚きと愉しみをもたらすだろう。
流離い彷徨いの果て、ある日道の端に斃れ伏して死ぬ。
そんな生き方に強い憧憬を抱いて歳を経た。
しかし同時にそれは、今現在、流離い彷徨う日々を過ごしていないからこそのものだというのも理解している。
非日常の旅は、それが常態化した瞬間からただの日常へと変わってしまう。
決して手に入らない、永遠に続く非日常を求めて私の心は今も彷徨い続けている。 -
行き着く先に待つは日常