美術系大学を出て、絵を描く方じゃなくて展示をお手伝いする方の仕事に就いた。制作は細々と続けてる。
お付き合いと顧客獲得のために地元の色々なギャラリーを見に行く。本当に上手い作家さんの絵は「すごい」と思う。初心者の方が一生懸命に描いたような絵にも心を動かされる。
けど中途半端な「アートやってます」「私は芸術家です」みたいな人の絵は見てて嫌になる。けどそういう人は賛辞を求めてるし私も何か言わなきゃいけないから、適当に専門用語を含めながら具体的に褒める。あることないこと褒める。するととても喜んでくれる。
こういう瞬間が、生きてて一番疲れる。