自分の理想の絵柄も塗り方もわからない。憧れの絵師を真似てみるという話もあるけど正直いない。好きな作家としては見ていても、憧れとはまた違う。子供の頃から描いていたけど特定の人の作品を参考にしたりしたことがない。ただひたすらにアレもいいな、これも好きだな…と思いながら自分の好きなように描いていた。
その結果、自分の絵柄が好きなわけではなく、好きな絵柄がどんなものなのかもわからず、好きな形も分からないまま今に至る。というか多分呆れるほどに気が多いんだろうな。あれも好きこれも好きあれもこれも挑戦してみたい、って気持ちはあっても、その中からこれが特に好きだから私はこれで行く！が無い。
そしてこれを誰かに話しても「趣味なんだから考えすぎなくていいよ」と返される。
そうじゃない。そうじゃないんだ…。