きのこは時代との相性で成り上がった同人作家だからなぁ。
2000年代初頭のオタク文化
中二病・設定語り・難解さが深みとして受け取られた時代。今ならツッコミが先に来る表現も、当時は刺さったけど、そもそもきのこは演出がないと成立しないタイプの作家。

これは侮辱ではなく、分類の話。
才能を無条件で信じてくれる「保護者」、演出、編集、他者のブレーキ、媒体との相性。
これらが揃って初めて輝く作家が一定数いて、奈須きのこはその典型例に近いと思う。
逆に言えば、一人で幅広くやらせて最前線に立たせ続けるには、一番向いていない人材。

奈須きのこは個人の才能ではなく、環境依存型の総合成果物だった、という話。今の制御してくれる人がいない状況はただただ自分の株を下げていく一方。

ずっと追ってきたけど最近自己主張がキツくて疲れてきたわ。