• 身近な人がなくなる時、よく「虫の知らせが」とあるが、叔父が亡くなった時は凄かった。
    我が家では、居間の古いラジカセが
    ♪ジャンジャカジャカジャカジャンジャン♪
    と、笑点のオープニングが流れてきた。
    従姉妹の家では、電池の入ってないお猿のおもちゃが
    シンバルをジャンジャンジャーン!と鳴らした。
    どちらも深夜0:45。
    直後、叔父のお嫁さんから電話があって、叔父の死を知った。
    葬儀では、叔父の初孫2歳が、知らないはずの電線音頭を♪チュチュンがチュン♪と口ずさみ、みな「誰が教えたんだ?」と顔を見合わせた。
    酒飲みで笑い上戸の叔父らしい、にぎやかな虫の知らせだった。
返信の受付は終了いたしました。