• 個人的に妖怪と聞いて思いつくのは京極夏彦。民俗学的な観点から解説をふまえつつ、様々な不気味な出来事に合理的な理由をつけて終わらせてくれる、妖怪×ミステリーの百鬼夜行シリーズが面白い。
    また、完全にファンタジー世界だと泉鏡花がめちゃくちゃ面白い。美女の妖怪が沢山出てくる。妖怪のお姫様と人間の恋とか、人間を畜生に変えてしまう美女の話とか、現代の漫画みたい。視覚に訴えてくる独特の表現と文体で、不気味で恐ろしいのにどこか美しい世界が描かれてて癖になる。