• 返信先: @自分 「何で俺、こんなことしてんだ…」
    先輩にタクシー代をおごってもらったあの日から、俺の目はタイツの影を追っていた。
    見知らぬ他人の脚、人様のうちのベランダの洗濯物、コインランドリーの洗濯機。
    しまいには風でひらひらと飛んでいた白く輝く薄い布のようなものを追って、こうやって夜中の商店街で自販機の前の地面に顔をこすりつけている。

    「この下に……っ、くっ……!」
    手を狭い自販機の下につっこみ、拾った割り箸で真っ暗な隙間を漁る。
    「くっそ……あ、ひっかかったか……っ!?」
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