• 新世界より

    1000年後、人類が超能力を使えるようになった未来を描いたSF小説
    少年マンガによくある能力バトルものかと思ったら全然違った

    どういう経緯で人類が超能力を手に入れたのか、主人公が住む社会が出来上がるまでに辿った血塗られた歴史、「悪鬼」「業魔」という人類を襲う宿敵の正体を解き明かしていくのがメインテーマ
    世界観とか小説オリジナルの生態系がしっかり作り込まれてて魅力的

    かなり長い上に(たしか300ページくらいの文庫本3冊)流血描写が多くてグロテスクでかなり精神的につらい展開が多いけど、平気な人はぜひ読んでみてほしい