• 町田康さんの告白。口に出す言葉と思考が食い違う熊太郎が、道中様々なトラブルを招き、巻き込まれて破滅する分厚い長編小説ですが、ユーモラスな関西弁で書かれているため飽きずに読めます。坂道を転がる雪だるまのように破滅の道をゆく熊太郎。最後まで読み終えたあなたは、きっとこうおっしゃることでしょう。「あかんではないか」と。