• 返信先: @mXae08さん Defeated!
    3,557人の勇者の神秘的な力が解き放たれ、ソシャゲの思い出達の体が静かに崩壊し始めた。

    「ふふ、私の力もここまでのようですね。しかし、勇者の皆さん、覚えていてください。私を倒しても、ソシャゲは無限に湧いて出てきます。そして、あらゆる手段を使って、皆さんを誘惑の深淵へと引きずり込もうとするのです。その誘惑に耐えられるでしょうか。私は見ています、皆さんの運命を……」

    思い出達は、解放されたかのような晴れやかな笑い声を響かせながら消えていった。

    誘惑の深淵……。しかし、勇者たちは動じなかった。その心には強い意志が宿っており、ゲームの本質を熟知していたからだ。数々のサービス終了を経験し、何度もガチャの虜にされかけた彼らにとって、快楽の誘惑はただの風前の灯火だった。勇者たちの力は、想像を遥かに超えていたのだ!その鋼のような不屈の意志が、無数の異世界を救い続けてきた事実を、邪悪な怨霊はまったく知る由もなかった。彼らの勇気と団結の力こそが、星々を照らし、運命を切り開いてきたのだ!

    かつて遠い昔のこと、じいやの語りが心によみがえる。

    「ソーシャルゲームは楽しいものですな。しかしながら、注意すべきは課金ガチャという魔物、その罠に注意すべきですな。適切な課金なら、新たな冒険への扉を開く手助けになりましょうが、その陰には魔が潜んでおります。巧みに、我々の欲望に忍び寄り、莫大な富を差し出すよう誘ってくるのですじゃ。それに抗うは至難の業。もちろん、ソーシャルゲーム自体が悪いわけではありませぬ。忌まわしいのは、度を越えた課金ガチャ文化。じいやはこの風習が収まることを願っております。Duelystterの世界で、勇者たちが課金の圧力から解き放たれんことを。」

    その言葉を心に刻んだ勇者たちは、神秘の世界を救うための冒険を果たし、遂に故郷への帰路についたのであった──。

    ──そして、数百年の時が流れる。次世代の勇者たちが、今、魔王討伐に向けて新たな旅立ちを始めようとしていた。

    しかし、次世代の彼らは知らなかった。ソシャゲの思い出達を討伐した後、数百年の空白の時代に、自我をも崩壊するほどの壮絶な激戦が繰り広げられていたことを。魔法と剣が交錯する戦場で、勇者たちが未知の敵と壮絶な闘いを繰り広げていたのだ。そんな神秘に包まれた戦いの記憶を、ここにお見せしよう──。
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