• 哲学にはじめて触れる人におすすめの本三選

    ・デカルト「方法序説」
    分野: 形而上学、人間論
    フランスでは国語の教科書に載るくらいわかりやすい。半分本人の自伝(正確には自分語り)なので天才が何考えてるのか知りたい人にもおすすめ。デカルトはこれより少し難しめの「省察」も初学者向き。

    ・ミル「自由論」
    分野: 倫理学、政治理論、社会論
    選挙権者たる全国民に読んでほしい一冊。「自由」とついているが、意志の自由や自由権云々の話ではなく、自由はいかにあるべきか、なんで自由が大事なのか、という自由な語り口。これ抜きにリベラルは語れない、古典的自由主義の代表的著作。リベラルを批判したい保守層・アンチリベラルにもおすすめ。

    ・アリストテレス「ニコマコス倫理学」
    分野: 倫理学
    本文では「倫理学は若者のすることではない」と言われているものの、しかし是非18までに読んでほしい一冊。哲学にありがちの衒学的抽象性はなく、地に足ついた明日から自分を変えられる哲学。
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  • スレ主(151jYV)2023年10月10日
    番外編おすすめ哲学本

    ・カント「純粋理性批判」
    個人的に大好きだが、長いので三選に入らなかったカントの代表作。一般的には難しいと言われているが、その実言葉が難しく一文が長いだけで、構成と論理が芸術レベルで美しいほどに完成されているので内容を追っていればそれほど難しくはない。全哲学徒に愛された、全哲学徒必読必携の一冊。文庫だと三分冊だけどね!