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こわいったー
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ライターの音だと直感的に思って一階を確認すると父は留守で、実家には自分一人
番組でお盆だけ会う人の亡くなった親族が供えて欲しい物がわかる人を見た後だったから、生前家族で唯一タバコを嗜んでいた母が帰って来て所望してるのではと着火したタバコを供えてみた
お棺にタバコを容れた時はマッチにしたけど、やっぱり母はライター派なのかもしれない
「いやー!助けてー!」って怖がってる方が女性ボイスなのに対して、ボソボソとやたら低い男みたいな声で怪物を演じてるの怖い。
それを聞いてるのが怖くて起こしたら悲鳴をあげて起きた。
二役演じ分けて(?)魘されるって、他の人でも普通にあることなのかな。
で、カメラを仏壇に向けた(まだ撮影ボタンは押していない)ら、位牌のあるところにカメラの顔認識の四角い枠が出て、たぶん戒名の文字の並びとかが顔に見えてるのかな〜くらいに考えてたら、カメラを動かしていないのに顔認識の枠だけが位牌の位置からぐぐぐ……と下の方へズレていって消えた。
祖父がお盆前にもう帰ってきたのか、知らない人なのか何もわからない。
乗り換えでフランスからイギリスまで1時間の移動があった
空港に降りた時に、二列くらい後ろの席に座ってた友人が
「ねえねえ。さっき何がそんなにおかしかったの?」と尋ねてきた
何が?と聞くと、飛行機に乗ってる間ずっと前の席から私のけたたましい笑い声が聞こえていたので「一体なんの話で盛り上がってるんだろう」と気になったらしい
いや疲れてたしぼーっとしながら窓の外見てただけだよ?と言ったけど、他の子にも「あの癖のある笑い声は間違いなくあんたの声だった」と言われた
ちなみに私は飛行機に乗ってる間笑い声は聞いてない。
なんだったんだろう…
……ってゆーのはこわい話になるのかしら?
まずホラー映画とかで聞く幽霊の怖い呻き声そのままなことに驚いてたら、脳内の明石家さんまさんがすかさず「ホンマや!」と言ってくれたお陰で恐怖スイッチが入らずに済んだ
全力で現実逃避したんだと思う
昔父親が働いていた職場でお化け騒動があってお祓いしたことがあるらしい 小学生の時に聞いた話だからうろ覚えなんだけど清掃のおばちゃんがトイレの上の方にある丸くて小さな窓から目が覗いていたというくだりだけは鮮明に覚えている 今思うとそこから目って分かるの?と思うが…
幼稚園で節分の豆まきをした後、投げた大豆を拾ってなぜか砂場の隅に埋めた
次の日にまだ豆あるかなと掘り返したら大量の十円玉に変わっていた
意味わからなすぎて怖くなって誰にも言わず埋め戻した
あれは何だったんだろ
また次の日に確認しに行ったけど豆も十円玉もなくなっていた
……おあとがよろしいようで。
当時は何も感じなかったけど屋敷の主は何者だったのだろうか?
看取ってからはそうは聞こえないけど、今にして思うとお知らせ的な何かが働いてたのかな
もしくは何かに呼ばれてた?
自分は癌に打ち勝って生きていてほしくてずっと闘病に付き合って、母が亡くなるのを望んでもなければ闘病疲れを起こしてもない
本当に何あの蝉…
あれサイン本なのに古本に出回ってたんだよな…。それでヒャッホウ!して買ったんだよ。
……。こういう風に勝手に持ち主の本棚から逃げ回ってる本だったりして…。もし次に古本屋で新耳袋のサイン本を見つけた方がいたら、うちの本棚から逃げ出したやつかも…。
ピンク色の空に白い円がぽんと浮かんでて、周りを見回したけど誰も気づいてないみたいだった。
こんな夢を見た
朝、目が覚めると知らない部屋にいた
これまでのような現実味の無い──よくわからないオフィスの一室や、ゾンビのいるホテルルームなどとは違い──どこにでもありそうな賃貸のワンルームである
フローリングの床、低いテーブル──いまの子は"ちゃぶ台"と言ったら通じるかな──28インチTVとTV台、サーキュレーター……他にも色々と目につくが、『平均的な独身世帯の部屋を思い浮かべてくれ』と言われた時に想像するような部屋である
『私』はベッドの上で室内を見渡してから、自分の身体を見る
男性、年齢は不明──たぶん三十代半ばくらいか──体毛が薄く、あまり筋肉質ではない……つまりは『私』ではない
顔は……わからない。室内を見渡しても鏡の類いは見当たらない、夢の中とはいえ念の入ったことだ
とりあえずベッドから降りカーテン(黒)を開き窓を開けてみようと思い、その通りにした
…………………犬神家がいた