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終末世界ったー
終末世界ったー
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地平線に沈む太陽を見送る
へとへとで帰って夕飯食べて風呂就寝
朝起きてまずSNSを確認したら太陽が帰って来てなかった←今ココ
1年に数回しか食べる必要ないしそんなに食べられる物もないし
全然食べる必要無くなったから、前より作る食料の量も減って
余計に食料が無くなっちゃったよ…
そしたら下の歩道で男性がゾンビに追われていて、思わず布団を全力で叩いたんです
ゾンビの気は逸れて男性は走って行きました
布団を叩くだけで人の命が助かるなんてね、嫌な世の中になったもんです
実は本当に卵で数年後孵化して我々滅亡します→なんて?
隠してたんだけどリークされちゃってゴメンね→ゴメンで済まんよ??
データってのは消してもどっかには残ってるもんだ、なんとかしろ
人間っていうのはそう簡単に⚪︎なないらしい。
早くあいつらのとこに行きた、いやあいつらの分まで生きるって決めたんだ。
俺は、生き残って見せる
しかし古ぼけた本を見てみると、どうやら昔の人間は目で楽しむ、匂いも楽しむと言ってやたら料理に凝っていたようだ。どれもこれも装飾品か芸術品のように見た目が綺麗だった。一体これらの料理からはどんな匂いがして、どんな味がしたのだろうか。今を生きる自分にとってその本の中身は空想や妄想にも近いものに感じた。楽しむ余裕なんて、今の自分にはない。
だれか
あー……喉が渇いた、いいなぁ水飲み放題かよ
仕事にも行けなくて騒がしい玄関のドアの向こうをドアスコープから覗いてる俺、防護服の人がドラクエのバブルスライムが汚なくなったようなものと戦ってるのを見てしまい困惑
触れた物は腐る模様、分解して栄養にして体積が増えてる?
お隣のベランダのガラスが割れた
俺ひょっとしてもうダメ?ここは■■県■■市■■まどあのすきま
そんなことはお構い無しに、にゃーおと鳴く。
大きな瞳は宝石のようにキラキラと黄色や緑に輝いている。
歴史の授業で地球温暖化とか習ったけど、今は地球総緑化だって
ご近所さんは進行が早かったからご家族で寄り添って生えてる
いい受け入れ方だよね
まさか廃棄物の中に密かにタヒ体を紛れ込ませて処理させてる連中がいたなんて…そいつらのビジネスがエスカレートして『あの生物』に生きたまま人間を食わせていたなんて…
『あの生物』は生きた人間を食糧として認識してしまった…もうおしまいだ……
食料も生き残りも、見つからなかった。
けれど敵性生物もいないとは。
もう食い物がないから、アイツらもここにはいないんだろう。しばらくここで体を休めるとする。
だからこんな事になっちまったのかもなぁ。
現実って奴が一番イタくて碌でもなくて、声を上げて笑った。
少し前に、女達から学問を取り上げ、子供を産むだけの存在にしょうとした政治家がいて、25歳で結婚しなければ、その後結婚出来ないように法律を変え、30歳で子供を産んでなければ子宮を取り出し廃棄する法律を作ったんだと、女達は隠れて独自に勉強をして国外に逃亡し、残ってしまった女達は25歳で結婚しなければそのまま独身を謳歌し、30歳で健康な体にメスを入れ、子宮を奪われるというセンセーショナルな残劇は世界中のニュースを駆け巡り、とても法治国家とは言えない、軽蔑の眼差しで世界中から注目を浴びたが、当のそれを決めた政治家本人は何が悪いかも分かっておらず、長文の言い訳を垂れ流すだけだった。
こんな政治家を選んでしまった事を悔やむしか無い。
何故それで、少子化が解消されるなどと思ったのか?
さすがにレーションと缶詰を胃に詰め込むのはキツイけど、もう正直自分に味覚があったかどうかも分からない、覚えていないんだ。
弟はあの時幼稚園にいて、僕は比較的シェルターに近い中学校にいたんだ。それだけだったんだ。弟が他のシェルターに行けたのかどうか分からない。
なにせあの幼稚園はあいつらの飛来した位置にそう遠くなかったし……いや止そう、こんな電子メモにネガティブなことを書いたって、なんにもならないから。
突如現れた黒い穴のようななにか。それは触れたもの全てを驚異的な速さで飲み込み、膨張していった。その膨張スピードは変化せず、黒いなにかが世界の全てを飲み込むとき、丁度11月11日の0時になるのだという。
それを"月曜日"と呼ぶ者もいた。
突然、続々と身の回りの全てが虚無になっていく。我々はなす術もなかった。
崩れ落ちて泣き叫んだり、不条理を嘆いたりする者もいれば、どうにか助かる方法を探す者もいた。
それが発生した時点では時計の針が午後6時を回ったばかりだったが、今では10時12分。
私の寿命もあとわずかかもしれない。窓を見れば、黒い塊が段々と押し寄せて来るのが見える。
こんなものを打ち込んだところでなにも変わらないことは解っているが、なにも残さず飲み込まれるのも癪だ。強いていえば、消えるならもっといろいろやりたいことをやってから消えたかった。金曜日に詰め込んだスケジュールを消化したかったし、土曜日に先送りにしt