誰だゴーストの布取ったヤツ
これでは何処に居るかわからんではないか！何体居る！？魔王の間が真冬の如し！
勇者に燃やされた！？急ぎその辺のカーテンを引き千切り掛けるのだ！

ハロウィンは我が配下たちの見せ場ゆえ、全員に有給を申し渡す！地元に帰って存分にトリックオアトリートしてくるがよい！

なんで勇者ノックもせずに入ってくるん？プライバシーってものがないんか～？っていうか荒らすんじゃないよコラぁ

うわあああどうしよう。せっかく来てくれた人間の国の使者ついうっかりヤッちゃったかも…。ちょっと今からガチで気合い入れて蘇生する。頑張る。

魔王です。地下は寒くて作物が育ちません。先代魔王が侵略したのは謝ります。でもお願い。地上、天界の恵みをわけてください。あれくれた魔物もいます。地上ルールを話して攻撃や奪わないよう言います。エルフ美形ではなくトロールむっくりですが、いいやつもいます。勇者をつかい友好な関係をこわさないで。いじめないでください。

勇者が仮面に隠されしこの顔を見、我らの秘められた関係に気づく瞬間が楽しみだ
…………もし顔を見ても気づかれなかったらどうしよう。ヒントになる写真を懐に忍ばせておくか……

最近、人間の間で魔王について変な噂が出回ってるんだけど、真の姿でも目は百個もないんだよなぁ

我が魔王城は雰囲気作りのために冷気を強めに用意している！
しかし我玉座に座りっぱだから結構寒いぞ側近よ！
もうちょっと厚手の外套とか……
えっ経費削減？第二形態に変化するとすぐ破けるから駄目？
我、魔王辞めようかな……

うぉわああぁぁ！２００年かけて作った結界！！
人間に壊されたあああ！！

危機と言うよりせっかく作ったのが壊されたショックがでかい。

余は植物系魔王、血の如く赤く熟れし我が顔を見た勇者がうまそうと宣われて怒りで更に顔を赤くするも気付かれない
ウサちゃん？余がウサちゃん？？

勇者からオレオレ詐欺の電話があった
内容はこんな感じ

<オレだよ>
｢誰？｣
<オレオレ>
｢は？｣
<勇者>
｢は？｣
<間違った笑 ダークドラゴン！>
<実は勇者に伝説の黒騎士の盾パクられちゃってさ〜>
<すぐネ○ポスで送ってほしいんだけど>
｢…黒騎士の盾は地下にあるから誰にも渡してませんけど｣
<えっ？そうだっけ？まあとにかく送ってよ！オレあれがないと困るんだよね〜>
｢……襖でも盾にしとけ｣

で、ダークドラゴンの城に襖を装備した勇者が現れたってわけ
この話、鉄板過ぎて何年でも語れるわー

　人間って、ちょっとの力でもすぐに体がもげて死んじゃうらしいの、蝶々みたいね、気をつけるわ。

今ニホンという国に出張してるんだけど
魔王城周辺の天気はいつもこんなふうに大荒れだから帰省しちゃったかと思った

体の小さな種族の者達へ魔王城の門扉を開け！
嵐に遅れをとるな！あたたかなスープを用意せよ！

我輩の城はBGMつきだ。魔界に愛されている癒し系。
よく来た勇者よ！出来れば来るなが本音だが──まあいい。急に剣を抜くなよ。ちょっと待ってくれ。カーテン裏にいるオーケストラへ魔王登場の曲に変えてもらうから。

散々勧誘しても来てくれなかった魔法使いが人間の国で偉くなって人間達に色々な嫌がらせをされた結果恋人の命が危険にさらされて闇落ちして恋人共々こっちに亡命して来るなんて事ある？？？
ダメ元で何度か声かけといてよかったし、やっぱ無理強いはダメだなと思いました。

魔王のまおちゃんだお～

我魔王、威厳がなくて困ってるなうw

まおう

どこかの世界では人間が落ちてる蝉を蝉爆弾と呼んでると聞いて
人間雑っ魚で～！本物の爆弾を見せてやるぜ！と意気込んで廊下に出た一歩目で落ちてた蝉に思いっきりびびらされる

やっぱね、どんな強くても不死身でも不意打ちは普通にびっくりするよね