近頃はそうらしいよと君は言う
青信号をゆく猫を見る

梅味のかっぱえびせん春ポテトさくらてりたま春の商戦

めんつゆを　白湯で薄めて　病みあがり
酸っぱい喉を　掘り起こしてく

新生活 期待と不安の波の中
やりたいことの欠片を探す

窓ガラスピーターパンは来やしない
子どもに戻る術がないから

嫌いでは無いそれだけで頷いた
喜ぶ君に不誠実でも

ちかちかと明滅してる街頭の下をとぼとぼ歩く黒猫

カーテンを開けることすらしないまま　もぞもぞとする朝の身支度

何もすることがないまますぎる時　会社にわたしは必要ですか

うにいくら買えない日々に輪をかけて鮭やしらすも遠くなりけり

俺のこと　嫌いな人見て　胸の中
マジ見る目ない　強く生きろよ！

ブラジャーに収まる肉は全部胸
うつむき後ろ手　唱える呪文

西の陽は黄色く淀んで
満月は東から我の目を覗き込む

途中下車 はじめましての友人と
たわいも無い特別な時間

ハゲるなら　いさぎよく刈れ　五厘刈り
禿山よりも　枯山水たれ

本命を渡して見える後景に身隠しきれぬ貴方の友人

窓の外眺めて安堵まだ暗い
俺が寝るまで夜でいてくれ

病み上がり　久方ぶりの　紅茶かな
たち昇るのは　日常の香

もちもちのパンを沢山食べてたの
俺の　お腹　も　もちもち　に　なっ…

忘れてたさつまいもから芽が出てて
育て愛でてるこれはうちの子