いつかこのイオンモールが潰れる日
君の思い出に居られたらいい

この先も君から漏れる「寂しい」を聞こえる距離で付かず離れず

公園のすみに重機がとめてある
十年経ってもまだとめてある

冬茜　西へと流るるちぎれ雲
眺めているだけ　畦道に一人

朝起きて　隣のもふに　癒される
そんな毎日　続くといいな

快晴と　雲雀のさえずり　散歩道
空を見上げて犬を待たせる

ツーとカー、そんな関係目指してる
阿吽の呼吸
『ぬるぽ』と⊂(・∀・) 彡『ガッ』 ☆`Д゜)

この恋が実らぬものと知りつつも
好きの代わりに「幸せ」と吐く

モモンガを連れて諸国へ漫遊し
空を自由に飛びたい私

冷蔵庫何も入ってないらしい
冷えた空気を吸う吐く閉める

杉花粉呼んでないのに飛んでくる
頼む帰ってお願いだから

白鳥がプァプァと帰る二月空
バカンスは終わり涼しい我が家へ

年1の店休なのに新しき機械の取付説明に向かう心の哀しきかな

雪が降り交通網が麻痺しても
積もると少し浮かれる歩み

雪の夜、ぎゅるんぎゅるんと空が鳴く。

あの土地の冬空はきっとこんな色
鈍色の雲を見上げて思う

雪が降るかもと浮かれた子どもたち
ダイヤ乱れに怯える私

自転車のハンドル握る手の甲に冬にあらがう血潮が滲む

日常に割って入った声の主 猫か赤子か微妙なライン