短歌ったー

2022年5月26日に作成 #趣味
5•7•5•7•7のリズムに気持を乗せてゆる〜く呟こう!
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  • 賑やかな町から足が遠のいて等身大の足跡つける
  • 身に付いた八方美人 紫陽花は全方向にいい顔してる
  • きっとそう、心優しいきみならばわかってくれる、だから言わない
  • あの頃はたしかに地獄で生きていた
    人生の中のたった三年
  • ぼろぼろの家から外に向けてある時計が合ってるおや生きている
  • あじさいが 映えるグレーの空の色
    ブルーに見入る 神社の小道
  • 生きていた時は虫など食べていたトカゲが今やアリたちのごはん
  • きみがよは ちよにやちよに とこしえに
    しあわせになれ 愛すべき推し
  • この音は知ってる梅雨のそれじゃない
    おしとやかさがだいぶ足りない
  • 夢に見た未来などではないけれどちゃんと食べてる、息をしている
  • あらゆることから逃げている
    昔は鬼ごっこが苦手だったのに
  • さみしさに塩と胡椒をまぶしたら、パン粉をつけてさっと揚げるのだ
  • できかけの口内炎のささやかな痛み楽しむ明日は泣くのに
  • 明日から 待ちに待ってた 三連休
    思う存分 心にチャージ
  • 「大丈夫」
    10年前の君に言う
    大人の今もよく泣いてるから 
  • 人間をあまり信じていないので濡れた傘持ち店内歩く
  • ショッピング 娘と2人が 楽しくて
    服も雑貨も 買ってやりたい
  • 梅雨の午後優しく滲む紫陽花は雨が仕上げていく水彩画
  • 長男が 抜けた住民票を見て
    遠くへ行ったと しみじみ思う
  • 眠れない者たちだけが息をする 世界は夜が美しいのだ