土曜日も仕事があって駅前をひとりで歩く風が冷たい

遅刻した理由の欄に正直に書く向かい風なんで笑うの

喉痛い 関節痛くて 咳が出る
ただの風邪なら 良いのだけれど…

今日は少し風が冷たい春はまだ少し先かな三寒四温

知らぬ間に隣の同じ空の下大熊猫はただ笹を食む

「そのままのあなたでいいよ」そのままで居たって愛してくれないくせに

無意識の普通で篩(ふる)う同窓会
結婚子供確かな仕事

射し込む陽 遠く聞こえる 話し声
焦る気持ちと 動かぬ体

越えられぬ体格の差で威圧する男に当てるスモールライト

質問をしているはずがコメ閉じて
どこで返答すればいいのか

冷蔵庫みたいな冬の空気の中なら腐らずにすむのにわたし

洗濯に解けない雪を振り払う
ティッシュはゴミに捨てろと言うに

目覚めてる時が朝なら私には夜が朝だし朝からが夜

蜘蛛の糸垂らす誰かの救いの手？望み薄だし自分で立つわ

夜の底　動けぬ私の手の中で
スマホの明かり　誘蛾灯の如

無愛想なおばちゃんだって人の子でだし巻き玉子も生きてたんだね

ばらばらを三十一文字の箱に詰め同じ形に片付けて、さて

痩せようと
決意直後の腹の虫
ポテトチップスの薫りたるや

直し頂いたので

痩せようと
決意直後の腹の虫
薫りで誘うポテトチップス

初のわりには自信作ですᕙ( ˙꒳​˙ )ᕗ(直しありがとうございました♡

サイダーがつらい、蠢く心臓もから風吹いて生きてたくない

生ぬるい身体に触れて分かってる顔をしたまま二人は黙る