しりとりで小説作ったー

2022年7月9日に作成 #ネタ
しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!

NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
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  • 高田は困惑の中にあった。いったいこの世界はなんなのだ。あのとき、クリスマスに、白木屋でプレゼントを渡してしまったのは、恥ずかしいが、確かな現実だった。平凡な、令和の、日本人のカップルだった。それがなんで、こんな世界に……
  • 「ハタケヤマは正直わからないの。でも、予想はインナーチャイルド。もし、高田くんを強引に従わせようとしていたなら、きっとそれかな」
    ハルカは申し訳なさそうな顔をした。
  • 高田はハルカと協力プレイをしていた時のことを思い出した。確かに脳筋プレイそのものだったが、まさかそれが原因だったとは。
    「じゃあ、あいつ……ハタケヤマは?」
  • 黙ったまま頷くハルカ。
    「あれはその、私がFPSのゲームにハマってるの高田くん知ってるよね…?ウホとか実際は言ってないけど、脳筋プレイしてるから、えっとその…ゴリラみたいなのになったのかも…?」とハルカは恥ずかしそうに頬を染めた。
  • 「ウホって言ってたあのゴリラもか……?」それだけはありえないと思いつつ、思わず悪夢のような追跡者を思い出す高田。
  • ラガーシャツを着たハルカは朗々と語るが、家系マスク男の方が料理好きなのではないか?と思ったが言わないことにしよう。
  • 衝撃を受ける高田。棍棒男がハルカの一部?ということは、まさか今まで出会った人間全員……?高田の心を見透かしたように、ハルカが頷く。
    「マスク男は私の良心。顔を隠していたのは……自分で言うのもアレだけど、恥ずかしがりだから」
  • 「私の全部を取り戻さないと駄目なの。高田くん、手伝ってくれる?まず、棍棒男いたでしょ?あれは、料理好きな私」
  • 「意味が分からない……。そもそもマッシュルームヘア計画って何なんだよ!」
    「大丈夫、それは私も意味が分からないわ」
  • 「わからない。俺は何をすればいいんだよ…」
    高田は状況が飲み込めず俯く。
    「"行動しろ、道を己で開け!"って、"望め"ってビーナスは言ってたはずよね。高田くん」
    ハルカは優しく微笑みかけるが、高田は顔を上げない。
  • 「今、この世界は『マッシュルームヘア計画』に支配されている。貴方もマッシュルームヘアにされる日がそう遠くないわ」
  • 「シッ!」と武装ハルカが人差し指を立てる。
    「誰かの気配がする……。ここは危険だわ、場所を変えましょう」
    高田の腕を掴み、ログハウスの裏口まで引きずっていく。地味に痛い。
  • 野に咲く花のような、美しい瞳で、武装したハルカはそう言った。
    「ハルカ、ハルカなのか……?」
    武装ハルカは悲しげに俯くと、「違う、ハルカじゃない。私は、西……」
  • 「勝手なことをしないで!」と最初のハルカが武装ハルカに飛びかかる。武装ハルカは素早くハンドガンを抜くと、躊躇なく連射。しかし、最初のハルカの目の前で弾丸が消えていく。あまりのことに高田は棒立ち
  • レッドパープルのフードを目深までかぶっている人物が現れる。
    顔はよく見えない。が、高田はビーナスかもしれないと期待に胸を膨らませた。
  • 高田は尚も後退る。やがて部屋の壁際に追い詰められてしまい、絶望に顔を歪ませるとハルカは嬉しそうに笑った。
    その時、ハルカの背後で窓ガラスが盛大な音を立てて割れ、