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しりとりで小説作ったー
しりとりで小説作ったー
2022年7月9日に作成
#ネタ
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しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!
NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
#しりとり
#小説
このTterはアーカイブのみ閲覧できます
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YPwe3p
2022年7月17日
くるりと一回転し、ルビー色のスカートをふわりと揺らす。
「高田くんの好きなハルカ、だよ」
彼女はそう言って、ふふふっと笑った。
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nHlT9b
2022年7月17日
完全に読まれている。いつの間にか背後に立っていたハルカが、再びゾッとするような笑みを浮かべる。高田はジリジリと後退しながら「お前は、誰……いや。何なんだ?」と呟く。
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aV/0dZ
2022年7月17日
高田は底知れぬ恐怖を覚えた。得体の知れない「これ」と話していては、精神がもたない。そう思うや否や、間合いを詰めて背負い投げの体勢に入ろうとしていた。が、高田の手はするりとすり抜け、虚空に輪を描くのみであった。
「なんでも背負い投げで解決する癖は、変わらないね」と、ハルカ。
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BzUzYx
2022年7月17日
夜風が彼女の髪を揺らす。でも美しいとは思わなかった。
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UC9w8C
2022年7月17日
浮かない顔になる高田。
「自分が仮死状態なのだろうか?わからない…、わからないことだらけで溺れそうだ。助けてくれよ、ビーナス。」と弱々しく言った。
もう彼に会えない事は知っているが、
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2Sy50X
2022年7月17日
トコトコと歩き、高田の隣に立つ。ゾッとするような笑みを浮かべる。
これはハルカじゃない!と脳が警鐘を鳴らす。
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bw/BK1
2022年7月17日
咽せた。思い切り。
「グッ、ゲホッ!な、何だこれ!?本当にコーヒーなのか……!?」
明らかに味が変だ。恐る恐るハルカの方を見ると、
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I17yBj
2022年7月17日
がらりと雰囲気が変わってしまった気がする。目に光がないから、そう見えるのだろうか。高田はコーヒーをひとくち飲む。
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ldTRGA
2022年7月17日
「うん、まぁね……」と曖昧に答えながら、高田はハルカを観察した。瞳以外に不審な点は見当たらない。だが、
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9h/SB6
2022年7月17日
「高田くん、元気ないけど何かあったの?見ていた夢、悪い夢だった?」
ハルカはコーヒーを淹れながら問う。
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l9yXtj
2022年7月17日
「無理して起きなくていいのに。大丈夫? ご飯できたけど……」ハルカが呼びに来て言う。なにも手がかりがない今、この「ハルカ」に頼るしかない。「平気、今行く」。しかし、高田の心には猜疑心が渦巻いていた。
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APifZv
2022年7月16日
ぶんぶんと左右に首を振り「ビーナスはそんな奴じゃない。俺をいつだって助けてくれてた奴だ」と呟く。
なんて酷いことを自分は思ってしまうんだろうと落ち込む。
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8yf77S
2022年7月16日
だからと言って、そのことを聞いて彼女は答えてくれるのだろうか。
もしかしてビーナスに騙された…?あいつ、トリックスターって言われていたし、と嫌な考えが浮かぶ。
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kxUe0U
2022年7月16日
しんだ魚のような目をしている…ハルカのあのキラキラした瞳ではない…何があったのだ…
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t1nX0W
2022年7月16日
「高田くんが、いま混乱するのはわかっている。仕方ないもの。とりあえず、朝ごはんを一緒に食べよう。それから、ゆっくり話そうね」。ハルカは部屋から出ていった。あれは間違いなくハルカだ。しかし……
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ezGII/
2022年7月16日
「今は…何年の何月だ?ここはどこだ?これは現実なのか?」
高田は質問攻めをした。
「落ち着いて、高田くん。」とハルカは高田の頬に優しく触れた。
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iUSZqh
2022年7月16日
いつまでもベッドの上にはいられない。高田はとりあえず部屋の様子を見回す。ログハウスのようだ。立ち上がって窓を開けると、木々に囲まれた湖が見える。ほかに建物は見えない。おとぎ話の世界のようだ。ハルカにも色々聞いてみなくてはならない……。
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f4A9q9
2022年7月16日
「いや、謝らないで平気だよ」と言い、ハルカの頭を撫でる高田。
彼は「僕は偏在するハルカの一部」そう言っていたが、もし本当に夢だったら。無意識にそう言ってほしいと思っていたのだろうか。
会えないのは知っている。でも、あのターコイズブルーの瞳の…あのレモン色の髪の少年に質問をしたい。
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「高田くんの好きなハルカ、だよ」
彼女はそう言って、ふふふっと笑った。
「なんでも背負い投げで解決する癖は、変わらないね」と、ハルカ。
「自分が仮死状態なのだろうか?わからない…、わからないことだらけで溺れそうだ。助けてくれよ、ビーナス。」と弱々しく言った。
もう彼に会えない事は知っているが、
これはハルカじゃない!と脳が警鐘を鳴らす。
「グッ、ゲホッ!な、何だこれ!?本当にコーヒーなのか……!?」
明らかに味が変だ。恐る恐るハルカの方を見ると、
ハルカはコーヒーを淹れながら問う。
なんて酷いことを自分は思ってしまうんだろうと落ち込む。
もしかしてビーナスに騙された…?あいつ、トリックスターって言われていたし、と嫌な考えが浮かぶ。
高田は質問攻めをした。
「落ち着いて、高田くん。」とハルカは高田の頬に優しく触れた。
彼は「僕は偏在するハルカの一部」そう言っていたが、もし本当に夢だったら。無意識にそう言ってほしいと思っていたのだろうか。
会えないのは知っている。でも、あのターコイズブルーの瞳の…あのレモン色の髪の少年に質問をしたい。