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しりとりで小説作ったー
しりとりで小説作ったー
2022年7月9日に作成
#ネタ
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しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!
NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
#しりとり
#小説
このTterはアーカイブのみ閲覧できます
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ohA4np
2022年7月18日
ログハウスの中に沈黙が落ちる。高田が何も言えないでいると、マスク男が出来上がったラーメンをテーブルに置き、
「……俺は、ハルカの良心。だから、神の塔でも、お前に対して、非情になれなかった」
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k3VEjC
2022年7月18日
「ヲンバットって名前が、食べログのニックネームの俺なんだけどさ」とスマホを料理中のマスク男に見せる高田。
「ヲンバット…?"ヲ"じゃなくて"ウォ"だろ?ウォンバットって…。わざとじゃないなら、間違ってるぞ。」
家系ラーメンマスク男はおかしそうに笑う。
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5QGqbo
2022年7月18日
高田はログハウスについてから、近くのソファにハルカを横にさせる。
「高田はラーメンは何が好きだ?」とマスク男は聞く。
高田は当然と言うように答えた。
「今は豚骨がブーム。麺は粉おとし、油はベタ」
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KZyxya
2022年7月18日
「来い。ラーメンを作ってやる。飯はまだだったろう?」と家系ラーメンマスク。振り返りもせずログハウスへ向かう。高田は少し戸惑うも、なぜかマスクは信用できる気がして、武装ハルカを背負いあとに続いた。
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fctIhf
2022年7月18日
高田は安堵の息を漏らす。
「良かった…、味方なのか」
「ははっ。高田、お前はすぐに人を信用するんだな?ビーナスの時もすぐに信じたしな」と笑いながらマスク男。
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IRdZIC
2022年7月17日
だんだんと足音が近づく。うるさいくらいに脈打つ鼓動。
頼む、そのまま通り過ぎてくれ…!
高田は強く願う。
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q8T/5O
2022年7月17日
崩れ落ちたハルカを背負い、ログハウスの裏口から出ようとする……が、誰かの足音が聞こえ、高田は慌ててその場にしゃがみ込んだ。そういえば、さっきハルカが「誰かの気配がする」と言っていた。誰だ──!?
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LS58jp
2022年7月17日
ハルカのために進まなくては。多分、今の状況を完全に理解しようというのは、無意味で無駄な行為だろう。すべてのハルカを取り戻す。これが自分のやるべき事。
高田はそう思い、己を奮い立たせるために頬をペシペシと叩く。
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vkAhIV
2022年7月17日
果実は林檎じゃなかったか?追放される前、林檎を齧るよう蛇に唆されて…いやいや、それより白木屋がまさかの伏線とは…!
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S2u0A8
2022年7月17日
「いや、なんでもないよ。話を続けて」と高田。
「ハタケヤマは人類のマッシュルームに対する根源的な恐怖を利用した。それはアダムとイヴから桃を奪うことと同義。私を媒介として全ての人間の阿頼耶識に作用する儀式を遂行した。その結果、私という自我は世界に拡散して、真識を持つあらゆる存在に作用したの。だけど、新たなるイヴとしての私は……」
そこで武装ハルカは力尽きて倒れた。妄言なのか、なにか大切なことを伝えようとしていたのか……。
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jHvSVM
2022年7月17日
(だ、大丈夫なのか?桃のせいで頭がおかしくなったままなんじゃないのか?)
心配になる高田だが、とりあえず今はハルカに続きを促すしかない。
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R5Y9xo
2022年7月17日
「高田くんは桃が原因だと思ってるけど、桃はただの桃で、マッシュルームはマッシュルーム。髪の毛は自由に形を変えられる。でも、桃の形は変えられない。天国も地獄もマッシュルームヘアーの天使と悪魔に占領されていたら、人間はどこで桃を食べればいいの? それが全部ハタケヤマの罠だった」
「……いや、ちょっとというか、全然話がわからない」と高田。
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uS98tX
2022年7月17日
「てことは、その桃が全ての元凶……?分かったぞ、そいつを見つけ出せばいいんだな!」
先走る高田を、ハルカが「待って、高田くん。落ち着いて」と制止した。
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oih3SY
2022年7月17日
桃を私に食べるよう要求してきて、その桃を食べたら、私、この世の全ての髪型がマッシュルームヘアに見えるようになって……
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VGiKKQ
2022年7月17日
「高田くんは知らないだろうけど、あのころ、ハタケヤマは白木屋でバイトをするただの大学院生だった。それで、私に、脳波測定の実験に協力してしてくれないかって言ってきた。ただの測定だって。でも……」
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ANNtyV
2022年7月17日
「いいの…?本当に手伝ってくれるの?」とハルカは驚きを隠せない。どうやら、ダメもとでお願いをしていたようだ。
高田はハルカの瞳を真っ直ぐ見る。
「あぁ、もちろん。だから、ハルカを取り戻す方法を教えてくれるか?」と言った。
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r6AHbm
2022年7月17日
高田はビーナスの言葉を思い出す。行動しろ、己で道を開け──そうだ、こんなところで悩んでいても仕方がない。ゆっくりと深呼吸をする。
「……話は分かった。で、ハルカを取り戻すってのは、具体的にどうすればいい?」
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「……俺は、ハルカの良心。だから、神の塔でも、お前に対して、非情になれなかった」
「ヲンバット…?"ヲ"じゃなくて"ウォ"だろ?ウォンバットって…。わざとじゃないなら、間違ってるぞ。」
家系ラーメンマスク男はおかしそうに笑う。
「高田はラーメンは何が好きだ?」とマスク男は聞く。
高田は当然と言うように答えた。
「今は豚骨がブーム。麺は粉おとし、油はベタ」
「良かった…、味方なのか」
「ははっ。高田、お前はすぐに人を信用するんだな?ビーナスの時もすぐに信じたしな」と笑いながらマスク男。
頼む、そのまま通り過ぎてくれ…!
高田は強く願う。
高田はそう思い、己を奮い立たせるために頬をペシペシと叩く。
「ハタケヤマは人類のマッシュルームに対する根源的な恐怖を利用した。それはアダムとイヴから桃を奪うことと同義。私を媒介として全ての人間の阿頼耶識に作用する儀式を遂行した。その結果、私という自我は世界に拡散して、真識を持つあらゆる存在に作用したの。だけど、新たなるイヴとしての私は……」
そこで武装ハルカは力尽きて倒れた。妄言なのか、なにか大切なことを伝えようとしていたのか……。
心配になる高田だが、とりあえず今はハルカに続きを促すしかない。
「……いや、ちょっとというか、全然話がわからない」と高田。
先走る高田を、ハルカが「待って、高田くん。落ち着いて」と制止した。
高田はハルカの瞳を真っ直ぐ見る。
「あぁ、もちろん。だから、ハルカを取り戻す方法を教えてくれるか?」と言った。
「……話は分かった。で、ハルカを取り戻すってのは、具体的にどうすればいい?」