しりとりで小説作ったー

2022年7月9日に作成 #ネタ
しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!

NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
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  • ガシャーン! 白木屋に響く破壊音。「貴様ら、見つけたぞ。捕まえる!」と、なんと人間ゴリラ刑事。二人に大ジョッキを投げつけてくる。
    「なんで? なんでこの世界の物に干渉できるの?」さすがのビーナスも動揺。
  • 手紙と相手が欲しがっていたブレスレットだ。それだけしか入れてない。
    婚約指輪を渡すのなら、あんなにも緊張するのは分かるが…。
  • 「はははっ!」とビーナスはコバルトブルーの猫のような瞳を細めて大笑いする。
  • 「様子を見るだけでいい」と高田。自然と一軒の店に入る。にぎわうサラリーマンたち。その一角で、クリスマスプレゼントを恋人に渡そうとする若い男。「白木屋でクリスマスなんて、なんて馬鹿なやつなんだ……俺は」
  • 間髪入れずに「できるけど」と答えるビーナス。
    「できるけど…?けどって事は何か問題あるのか?」と高田は問う。
    「僕らの事、見えないって言ったよね。だから飲み食いできないよ」
  • 「高田は心配性だ。今は気にしなくていい。それよりこの街並みはどうだい?」。
    あらためて周囲を見ると、馴染みのある場所だと感じる。立ち並ぶチェーンの居酒屋が妙に懐かしい。「入ることはできないのか?」
  • 「って事は、縄で手を縛られてたあの女性は…あそこにいるままなのか?ビーナスの知り合いなんだよな?良いのか?」と高田は心配そうに彼を見た。
  • 「ねちねちと、貴様らは何を言っておるのかあ!」闇に急に響き渡る野太い声。「さっぱり話がわからんぞ! 力のパワーが足りんのだ! とにかく命令だ、貴様らをひっとらえる!」
    声の主は治安警察一番のデタラメなパワーと、一番低い知能の持ち主、その名も人間ゴリラ刑事。
  • 「て、手、手を繋いでくれ!!!」と高田は叫ぶ。どうやら、ゆっくりと落ちてゆくとは言え怖いようだ。ビーナスは高田の手を取り笑いながら言った。
    「高田、怖がりさんだね」
  • 「大巧は拙なるが如し、この意味分かるかい?」
    ビーナスがそう言った次の瞬間白煙が周りを包んだ
    「うわぁ」
    俺が情けない声を出して慌てていると
    「にげるぞ!高木!」
    その声につられ向かった先は
  • 累卵の危うき────。ビーナスの心に今まさにその言葉が似合うだろう。
    「ははははは!!!お前はずっと涼しい顔していたようだが、流石に今回は難しいようだな」とビーナスに向けて耳障りな声で治安警察は言った。
  • 「クリスマスのあの日、西山ハルカと精神同調した結果、自我が保てなくなったはずじゃ……!」
    ビーナスの顔が今までに見た事ないほど驚愕に満ちている。
  • ハッと一瞬だが目を見開くビーナス。
    わずかに彼の口が動く。
  • 「欄を連れてこい」
    治安警察は女性を呼んだ。その女性は手を縄で縛られていた。ふいにビーナスの顔を覗き込むと
    「な、んでそこにいるんだ?だってお前は
  • なんだよ。瑠璃って何者なんだよ…。
    高田は俯く。
    ひどく冷たい声でビーナスは言い放つ。
    「絶対に高田は渡さないから」
  • 「な、治安警察?何で俺らが?」
    俺がそう言うと治安警察の1人が
    「お前らは重要な実験対象だからだ。特にそこにいるお前の魂と瑠璃の体はな。」
  • 高田はようやく落ち着いた気持ちになれた。……が、宿に近づくとやけにあたりが静かだ。と、宿の中から武装した一団が出てくる。かっちりした装備は、マッシュルーム共とも違う。後ろを振り返っても同じ姿の集団。囲まれている。
    「治安警察までお出ましとは、おれたちも人気者だな」