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しりとりで小説作ったー
しりとりで小説作ったー
2022年7月9日に作成
#ネタ
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しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!
NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
#しりとり
#小説
このTterはアーカイブのみ閲覧できます
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y9Uspt
2022年7月11日
夜風が高田の頬を撫でる。じとっとした風で、お世辞にも心地良いとは思えない。
こいつ、もしかしたらゾンビなのかもしれない。頭から爪先までビーナスにおかしな所がないか観察する。が、武装をしている為、ゾンビらしいものがあるのか不明だ。
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shCIGk
2022年7月11日
ゾンビタウンーーそう書かれた看板のある繁華街目掛けて、ビーナスは突っ込んで行った。
「……なあ、どこに行くんだよ」高田は不安そうに聞いた。
ビーナスは、こう自信満々に答える。
「世界有数の繁華街、ゾンビランドだよ!」
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Szocjp
2022年7月11日
暗闇に包まれつつある空、飛行艇は地上の灯りを目指した。都市があるらしい。高田は、こんな世界は体験したことがない。むしろ、ラーメンを啜っている方が自然だったように思える。ビーナスが言う。「さあ、着くぞ」
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QKGBzU
2022年7月11日
「だって、好きに呼べって言ったのはビーナスだろ?だから、今日からお前はビーナス!」と高田は言った。
少年…いや、ビーナスは「あんたがそれで良いならいいよ」と呟く。
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dOCMGS
2022年7月11日
「ビーナスだ、ビーナス」
少年は「は?」と嗚咽を漏らした。
男である自分に、なぜ女神を意味するビーナスの名をつけるのか、意味がわからなかったからだ。
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ZElKoa
2022年7月11日
「かーっ!うるさいやつだなぁ!そんなに名前が欲しけりゃ好きに呼べばいいだろ!」
好きに、と言われても……。困る高田。ふと、この飛行艇の色が目に入り、ポツリと呟く。
「ルビー……」
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ylyImo
2022年7月11日
高田、と呼ばれている自分も、その名にこだわる必要はないのか? しかし、自分には拠り所がない。いや、ハルカ、ハルカの名前に記憶はある。しかし……「俺の名前も、お前の名前もわからない。それでいいのか!」
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y9MyJi
2022年7月11日
「誰だっていいだろ。名前なんて、己の存在を証明するだけのもの。ここがどこなのかってのも…どうでもいい。何でそんな気にするかな」と冷たい口調で少年は言った。
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oNVMLG
2022年7月11日
「行くぞおー!」少年の操作で急加速する飛行艇。いつかあの塔に戻る必要がある。自分を取り戻すために。塔は遠ざかる。しばしあと、少年に問う「ところで、いったいここはどこなんだ? そして、君は誰なんだ?」
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6IIf7q
2022年7月11日
虚しい。そう心でポツリと呟く。
ふと、マスク男に会った時の会話を思い出す。
「そういえば、あいつはハルカの…。あの時、俺は頭が割れるように痛くなって…」
取るべき行動を間違えたかもしれない。
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hUtv82
2022年7月11日
無残にも、次々と撃ち抜かれていくマッシュ達。その中にはマスク男の姿が。訳も分からず閉じ込められていたとはいえ、高田の中の良心が痛む。
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WoOt1e
2022年7月11日
ルビー色の小型飛行艇は小気味いいエンジン音を響かせて塔から離れる。マッシュルーム頭たちが発砲してきたが、少年が機関銃を撃ち返す。「くたばれ、マッシュルーム!」
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VaP1eY
2022年7月11日
「結構あんた鈍臭いね」
少年は高田を支え、半ば無理やり飛行艇に乗せる。
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QiUkmF
2022年7月11日
高田は飛行艇に乗る直前で立ち止まる。
勢いで少年の手を取ったが、本当に信用して良いのだろうか。
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CRV0f0
2022年7月11日
行くしかない! 高田は走った。だが、後ろから爆発音を聞いたマッシュルーム頭たちが追いかけてくる。少年に手を引かれるまま、壁の穴から飛び出す。そこには小さな飛行艇が待ち構えていた。
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w4zWzF
2022年7月11日
「くはは、残念だったなぁ?あんたらの好きにはさせねぇから」と武装している人物が壁の穴から入ってくる。背丈のみからの情報だと、少年くらいだろうか。
武装少年は高田に手を差して言う。
「こっちに来い!」
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d7CcMR
2022年7月11日
にっちもさっちもいかなくなった高田。扉の前に呆然と立ち尽くしていると、突如爆発音! 壁に穴が空く!
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/U49Hi
2022年7月11日
かなり困惑した表情を浮かべる高田。
「おい、どうした?」
棍棒男はそう言うと軽く首を傾げ、厨房にいる人を呼ぶ。
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こいつ、もしかしたらゾンビなのかもしれない。頭から爪先までビーナスにおかしな所がないか観察する。が、武装をしている為、ゾンビらしいものがあるのか不明だ。
「……なあ、どこに行くんだよ」高田は不安そうに聞いた。
ビーナスは、こう自信満々に答える。
「世界有数の繁華街、ゾンビランドだよ!」
少年…いや、ビーナスは「あんたがそれで良いならいいよ」と呟く。
少年は「は?」と嗚咽を漏らした。
男である自分に、なぜ女神を意味するビーナスの名をつけるのか、意味がわからなかったからだ。
好きに、と言われても……。困る高田。ふと、この飛行艇の色が目に入り、ポツリと呟く。
「ルビー……」
ふと、マスク男に会った時の会話を思い出す。
「そういえば、あいつはハルカの…。あの時、俺は頭が割れるように痛くなって…」
取るべき行動を間違えたかもしれない。
少年は高田を支え、半ば無理やり飛行艇に乗せる。
勢いで少年の手を取ったが、本当に信用して良いのだろうか。
武装少年は高田に手を差して言う。
「こっちに来い!」
「おい、どうした?」
棍棒男はそう言うと軽く首を傾げ、厨房にいる人を呼ぶ。