しりとりで小説作ったー

2022年7月9日に作成 #ネタ
しりとりで小説を作りましょう!
多少話に整合性が取れなくても大丈夫!気軽にどうぞ!

NGは中傷など倫理に悖るもの
その他しりとりのルールに則っていないものや、単語のみもNGです
このTterはアーカイブのみ閲覧できます
  • 「硬めの麺も伸びる。早く食え」。
    マスク男は動じない。さらに言う。
    「それに、高田。お前の頭も……」
  • 立ち尽くすマスク男。答える気はないというわけか。俺は挑発するように「フン」と笑い、
    「ハタケヤマも棍棒男もそうだったが、まさかお前もマッシュルームカットなのか?」
  • 「食べ無い。」
    俺はそう言った。それはそうだろう誰かもわからないやつに出されたものなんて食べれるわけがない。
    「・・・黙って食え。」
    男は圧のこもった声で俺にそういった。
    「だから食わない!そもそもお前は誰だ!さっきのハタケヤマは何処に行った⁉」
    俺は声を荒らげてそういった。
  • 高田はまた同じベッドで目を覚ました。ただ、血痕の跡がない。「食事の時間だ」。扉から大きなマスクで顔を隠した男がお盆を持って入ってきた。載っていたのは、熱々の家系ラーメンだった。
  • ガクリ、と膝をつく。薄れゆく意識の中、ハタケヤマの中のハルカが悲しそうにこちらを見ている気がした──。
  • 「たいしたもんだね、やっぱりあんたは、高田さん」。拍手をながらハタケヤマが言う。「教えろ、俺はいったい……」と言いかけたところで、身体に電撃が
  • 取り押さえようと伸びてきた手を、ほぼ無意識に掴み、そのまま背負い投げる。地面に叩き付けられる棍棒男。
    (な、何だ今の?身体が勝手に反応した……?)
  • 屈強な男が先に扉から入ってきた! にやにや笑いながら、「なぁーに勝手なことしてんの?」と、棍棒を片手に言う。頭はマッシュルームカット。
  • 嘘みたいな出来事の連続に、逆に高田の思考はクリアになっていく。……とにかく、一度ここから出てみよう。ハタケヤマでありハルカでもある人物を押し退け、背後の扉に近付く。
  • ハタケヤマのまま……? ハルカに見えるそれは同時にハタケヤマのままでもある。頭の中で二重写しになっている。「狂ってしまったのか、俺は?」高田はいよいよ自分の脳の病気を疑う
  • 確かにハタケヤマの声だった、はず。なのに今、目の前にはハルカが立っている。ハタケヤマの姿は、
  • ハルカ……西宮ハルカ。初恋の女の姿。
  • 「仮死状態って興味ない?」
    ハタケヤマは俺にそう問いかけてきた。
    「はぁ?何言ってるんだ?」
    ハタケヤマの方を振り向くとそこには…
  • 隣に住んでいたはずの男の顔が映っていた。自分は本当に高田なのか?
  • ……いや、思い出した記憶は確かに自分のものなのか? 都合が良すぎるような気がする。だれかに植え付けられた疑似記憶のような気もしてきた。少なくとも、今は目の前にいるハタケヤマだけが頼りということか。
  • 記憶があることに驚く。
    よく考えたら、高田は自身の名前を覚えている。年齢も、職業も、これまでどういう人生を歩んできたのかも、次から次へと思い出せる。
    だが、唯一。何故この病室……のようなところに居るのかだけは、どうしても分からない。
  • 皆目検討がつかず、高田はますます混乱するばかり。