それじゃ僕はおもむろに胸元からロケットペンダントを取り出して「悪いな…そっちへ行くの、思ったより早くなりそうだ…」と中の写真に向かって微笑みかける

廃墟の中であたしは｢これで少しは時間稼ぎが出来るはず…｣と焦燥感に駆られながらつぶやく

フッ…愚かな奴め

ｯ！？　空から声が…他の人には聞こえていない…？
だ、だだだっ誰だよ？　あんた…！

日が傾き始めたか…午後の空……これが大いなる始まりの『刻』だ！

｢これがある限り問題はない…｣と雑踏の中で私はつぶやく

「そうか、あいつもなのか……」と呟く

ここが……そうか、「辿り着いた」のか……
フハハハッ、我を導け！！

ほう……アレを使う気か

やれやれ…この俺が出なければならないとは、な…

…どうやら俺の出番のようだな

あれは｢敵｣が存在しなければ目覚めるはずはない…だがこれは…

仇は取ったぜ。　たけじ、ろう________

そう…もう行くのね
本当に最後まで勝手な人…

一つの界が閉じたとしても…それは連中が目標を変えたに過ぎない…何としてでも止めてやる！！

あれは星なんかじゃない…来るぞ！

ふっヤツも動き出したな…

舞台は整った、いよいよ幕開けだ…！！

そろそろ行きますか…っと

空間に…割れ目がッ……！？