「磯巾着おじさんがんばってー！」
園児の応援に頷くゴロウ三世、彼の前職は保育士であった。小さなお子様たちのためにも頑張っている

歳の差なんと20歳のバトルは一週間が経過した。若い餅巾着ゴンザレス2世が優勢かと思われたが、磯巾着ゴロウ3世は疲労の色すら見せない。

大変なダンスバトルが始まる…！少年漫画を読んで育ったおじさま達は理解した。彼らを見ているとその頃のワクワク感を思い出すのだと

「うまく踊れた方をこの世界の王とする」と、神の声が雷鳴と共に響いた
世紀の瞬間の到来に、ギャラリーはさらなる興奮へと叩き込まれる
響く歓声は地鳴りのように大陸を揺るがした

猫耳を付けて、餅巾着ゴンザレス2世と磯巾着ゴロウ3世は歌いながら踊っている。
その二人の姿を見て、おじさま達は熱狂。

たまにはハメを外してもいいよね

磯巾着ゴロウ3世と名乗る人物も現れ、ややこしい事態となった

「瑠璃色のネクタイ、餅ゴンに似合ってるよね…！」
「わかりますぞ、わかりますぞ！！」
オジサマたちは餅巾着ゴンザレス2世に手を振る。
しかし彼は、何故50代男性のファンが多いのか分からない。

「いいよね…餅ゴン…！」
今やおじさま達のニューアイドル！

やはり前職の癖が残っているようで、それが「なんかカッコイイ！」と言われている。
ちなみに、餅巾着ゴンザレス2世のファン層は50代男性が飛び抜けて多いらしい。

「だって僕イケメンだから」が流行語大賞を受賞したのも記憶に新しい。実はそんな彼の前職は殺し屋。

餅巾着ゴンザレス2世！！
変わった名前だが、彼は神まで魅了してしまうイケメンなのだ。

タン・タン・タンにしたんクリニック！
歌って踊れるアイドル、その名も……

「出不精の姉さんが夢とは言えこんなところまで来るなんてびっくりだよね」
弟は半ば雲に消えながらつぶやいた

ラムネを早々に飲み干して、あいつはへらりと、照れくさそうに笑いかけた。
なんだか、入道雲に飲み込まれそうで

蜃気楼がゆらゆら、頭がちょっとくらくら

たく…もう。　記憶喪失なのね。

仕方がなく砂漠をうろつくわたし

いつ以来かな…懐かしい。ところがロンちゃんはまったく覚えていないようで思い切り威嚇をしてくるので、なくなく別れを告げた

『ロンちゃん…？」
小学生の頃に飼っていた蛇のロンと奇跡の再会

血のように紅く輝くルビーの蛇がとぐろを巻いて舌をチロチロ