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政府高官、女性記者、満州帰りの医者、大学教授、子供…いろんな人が登場しては命を落とす。この筆致がすごい。そして南極以外が滅亡したあと、南極も滅亡させかねない事案が持ち上がるのだが、これも人間のせいじゃん!だ。とにかくこの作品は「人間のせいじゃん!」を何度も繰り返し描いている。だが人間の知性ややさしさも描いている。久々にこういうタイプのSFを読んだ。SFは人間を描かないとな! -
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あとアレ思い出したわ
一人◯せばミステリ作家、三人◯せばサスペンス作家、一億◯せばSF作家
みたいなやつ -
角川の映画(主演:草刈正雄)で有名なやつ。Wikipediaであらすじ見たけど、結構映画と小説は内容が違いそうです。
日本三大SF作家といえば?→星新一、筒井康隆、小松左京 の小松左京の長編。テーマはおそらく「人類と戦争」。
ひょんなことから漏れ出してしまった強毒性かつ感染力の強いインフルエンザに似た軍用ウイルスはあっという間に人類を叩きのめした。残るは世界の南極観測隊約一万人。ここまで聞くと南極観測隊が主人公だと思われるだろう。しかし、この作品では『人類がちっぽけなウイルスに叩きのめされる恐怖』『そんな緊急事態でも敵国を叩きのめしたい欲望』が7割を占める。しかもこの恐怖と欲望はさまざまな人の視点から描かれるのが良い。