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小説書いったー
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ZHK49V
2022年6月15日
「初めて会った時、あなたはビルから飛び降りる寸前でしたね。柵の内側からなんとか説得して、それから危ういあなたをずっとそばで支えてきたつもりでした。
けれどきっと、支えられていたのは私の方だったのだと思います。あなたには最後まで話さずじまいだったけれど、本当はあの日、私も死に場所を探してあのビルにたどり着いたんですよ。
まさか『この人を支えるために1秒でも長く生きたい』と思う人が現れるなんて思ってませんでした。
私と生きてくれてありがとう。子供たち、孫たちを見守って、私がそちらに行く日が来たら迎えにきてくださいな。」
私は愛しい伴侶の棺に、誰にも読まれる事のない手紙をそっと仕舞い込んだ。
返信の受付は終了いたしました。
けれどきっと、支えられていたのは私の方だったのだと思います。あなたには最後まで話さずじまいだったけれど、本当はあの日、私も死に場所を探してあのビルにたどり着いたんですよ。
まさか『この人を支えるために1秒でも長く生きたい』と思う人が現れるなんて思ってませんでした。
私と生きてくれてありがとう。子供たち、孫たちを見守って、私がそちらに行く日が来たら迎えにきてくださいな。」
私は愛しい伴侶の棺に、誰にも読まれる事のない手紙をそっと仕舞い込んだ。