• 雪月花黙示録 恩田陸
    灰色の殺風景な本、開けばコッテコテな極彩桃色。何だこの本…?装丁も凝ってます

    近未来の日本、なんかいろいろあって日本文化バンサイ懐古したミヤコと、何いってんだ近代化こそ正義サイバーに生きる帝国主義、第三勢力の伝道者が織りなす和風で刀振り回すラノベとかアニメとかが好きそうなオタクが好きそうな世界観
    世界観がまあまあ楽しかったし、文章もラノベではないからきっちり読めるし許容できるなら楽しいかなあ?オチは好みではないけどオチありきの作風なのかも

    読んでる印象が森見登美彦氏の有頂天家族を思わせる感じ。あちらは現代の京都を生きる化け狸達がウゴウゴ生きてる話だけど、文体とキャラの強さからかな