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設定も最後のどんでん返しも好きですし、ここで終わるのも好きです… -
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わっ…!いっぱい褒めてくださってありがとうございます!(*´˘`*)♡ -
夏でもないのに日焼け止めを欠かさない彼にお前は吸血鬼なのか?と茶化せば(注釈しておくと彼は光線過敏症の診断は受けていなかった)、かもしれないねと眩しそうに目を細めたまま笑うのだ。
コンビニで買った好物のガーリックトーストを持つ手は、いつまでたっても青白いまま。
「てか、太陽が嫌ならなんで屋上にいるわけ?」
「なんでだろう……。死にたいからかなあ」
「うわ、滅多なこと言うなよ」
ふっと遠くを見る横顔が何かドラマのシーンのようで、現実味が薄いくせにニンニクの匂いが鼻をついて嘘にはならなかった。
いよいよ登校しなくなった奴は公園に俺を呼びつける。
ブランコが軋んで、街灯に友人の八重歯が光る。
「最近、歯が疼くんだ……」
ため息混じりに、嘆く。
頻りに腕をさする仕草のあと、こちらをチラリと見上げる瞳は夜にも関わらず強く、鈍く、光った。なるほどなあと妙に冷静に思う。
「お前、ゾンビだったのか」