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小説書いったー
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q5HuxH
2022年6月19日
死に至る薬
「これを飲んだら安らかに消えることができるって本当?」
「あぁ、本当だよ。それを使った人はみんな満足して消えていったよ。」
怪しげな男から薬を受け取った女は、手の上にのせられた真っ青なビー玉のような薬を見つめた。目の下に真っ黒な隈がある事から何かの病だと思われる。女は静かに深呼吸してから一息にそれを飲み込んだ。
数時間後。
「どう、調子は。」
「ええ、聞いていた通りだったわ。かつての私は死んだわ。本当に別人になったのね。」
「そうだよ。死んだばかりの他の人間の魂と君の魂が混ざって、違う人間になっている。とある国では転生なんてもてはやされてるけどね、彼らはみんな実験的に無理やり連れてこられた哀れな羊さ。…よし、この世界を楽しめるように記憶を書き換えてあげようね。」
「ありがとう。助かるわ。」
そうしてまた1人、数合わせのためになんの罪も取り柄もない一般人が地球から異世界へと飛ばされた。
返信の受付は終了いたしました。
「これを飲んだら安らかに消えることができるって本当?」
「あぁ、本当だよ。それを使った人はみんな満足して消えていったよ。」
怪しげな男から薬を受け取った女は、手の上にのせられた真っ青なビー玉のような薬を見つめた。目の下に真っ黒な隈がある事から何かの病だと思われる。女は静かに深呼吸してから一息にそれを飲み込んだ。
数時間後。
「どう、調子は。」
「ええ、聞いていた通りだったわ。かつての私は死んだわ。本当に別人になったのね。」
「そうだよ。死んだばかりの他の人間の魂と君の魂が混ざって、違う人間になっている。とある国では転生なんてもてはやされてるけどね、彼らはみんな実験的に無理やり連れてこられた哀れな羊さ。…よし、この世界を楽しめるように記憶を書き換えてあげようね。」
「ありがとう。助かるわ。」
そうしてまた1人、数合わせのためになんの罪も取り柄もない一般人が地球から異世界へと飛ばされた。