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小説書いったー
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CVb50E
2022年10月2日
病気で死んで、やっと一息つけると思ったら野良猫に転生してしまった。僕は生まれてすぐは神社のような場所に母猫や兄弟たちと住んでいたのだけれど、ある日母猫が帰ってこなくなった。
兄弟は散り散りになり、僕も1人小さな体でヨロヨロしていたら、カラスに襲われそうになったところを人間だった頃の父に助けられた。久しぶりに見た父母は、随分と老けこんでいた。
自分の遺影を見るというのは複雑な気分だった。これはおそらく最後の家族旅行での写真だろうが、もう少しイケメンに写ってる写真はなかったのかと聞きたくなる。できれば人生のベストショットを飾って欲しかった。
輪廻転生があるとわかった今、自分の心配は次の人生で何に生まれ変わるのかぐらいだ。父母には悪いが、僕はまた彼らを残して逝くだろう。老いた母の膝で優しく撫でられながら少々申し訳なくなる。
この猫生が終わっても僕はまたここに帰ってくるのかもしれない。何に生まれ変わっても、精一杯生きようと心に誓った。
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兄弟は散り散りになり、僕も1人小さな体でヨロヨロしていたら、カラスに襲われそうになったところを人間だった頃の父に助けられた。久しぶりに見た父母は、随分と老けこんでいた。
自分の遺影を見るというのは複雑な気分だった。これはおそらく最後の家族旅行での写真だろうが、もう少しイケメンに写ってる写真はなかったのかと聞きたくなる。できれば人生のベストショットを飾って欲しかった。
輪廻転生があるとわかった今、自分の心配は次の人生で何に生まれ変わるのかぐらいだ。父母には悪いが、僕はまた彼らを残して逝くだろう。老いた母の膝で優しく撫でられながら少々申し訳なくなる。
この猫生が終わっても僕はまたここに帰ってくるのかもしれない。何に生まれ変わっても、精一杯生きようと心に誓った。