• 推し、燃ゆ/宇佐見りん
    主人公あかりの姉によるあかりに対する「なんにもできない」という評価は的を得ていると思った。
    あかりは怠けて何も「していない」のではなく、本当に推し活以外のことが「できない」。
    姉はずいぶん家族に気を使っているけれど、そういうふうに人に気を使いながらじゃないと生きられない…という感じなのが辛い。あかりとは別ベクトルの生きづらさを抱えている気がする。