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小説書いったー
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ykGA9p
2022年6月21日
「ディスコー!」
MCが声を上げた。皆、無関心だった。ここはディスコでもないし、踊る場所でもなかった。崩れ落ちたビルの残害、泣く子供。破壊されたインフラが悲鳴を上げている。
「セイ、ディスコー!」
MCの声はさらにボルテージを上げた。それでもおれは母親の死んだ身体をコンクリートの隙間から引きずり出すのに精一杯だった。かたわらでは妹が泣いていた。父親の行方は、この戦争が始まってからようとして知れない。
DJが、グルーヴィなサウンドを響かせた。おれは死んだ母親の腕を引っ張るのをやめて、音楽に聴き入った。
「ディスコ、ディスコ、ディスコー!」
おれは無茶苦茶に叫んで、踊り狂った。朝日が登るまで、そうしていた。
MCが声を上げた。皆、無関心だった。ここはディスコでもないし、踊る場所でもなかった。崩れ落ちたビルの残害、泣く子供。破壊されたインフラが悲鳴を上げている。
「セイ、ディスコー!」
MCの声はさらにボルテージを上げた。それでもおれは母親の死んだ身体をコンクリートの隙間から引きずり出すのに精一杯だった。かたわらでは妹が泣いていた。父親の行方は、この戦争が始まってからようとして知れない。
DJが、グルーヴィなサウンドを響かせた。おれは死んだ母親の腕を引っ張るのをやめて、音楽に聴き入った。
「ディスコ、ディスコ、ディスコー!」
おれは無茶苦茶に叫んで、踊り狂った。朝日が登るまで、そうしていた。