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「説明不足だった自分が悪いとして相手の都合を優先する」
「相手の気持ちを優先してゆずる」
これが相手にしてほしかったことだった。これを相手がしなかったのはいつも子供の流行りに疎い高齢の親が(珍しく彼女の両親は二回り近く年上の世代だったし、彼女はそれを疎ましく思っていた)、勘違いの品を買ってきてそのたび「いらない」と突き返して拗ねるしかしたことなかったのだろうな、と思った。
本当のところは知らないし興味もない。元々欲しくなかったのかもしれないし、私に自分の趣味のものを持たせたかったのかもしれない。ケースバイケースなのは間違いないから真に受けないでほしい。
大人になってからその品は捨てた。見ると思い出して気分が悪いから。
今や縁も切れた同級生の、疎遠になるきっかけのお話。 -
出先でたまたま見かけたので買って渡したら「欲しかったやつと違うからいらない」と言われた。
どれくらい違うかというと、キティちゃんとチャーミーちゃんくらいの差。
いや私も使わないしもらってよ。支払いはいらないよと言い募っても頑なに断られた。
私の手元には、興味もない使う予定も人にあげる予定もない、返品するにも遠方で難しい品が残った。
喜ばれるかもと買った分余計に虚しかった。
それ以来、その子の買ってきて系の頼みはすべて断ることにした。