• ry77hw5月28日
    返信先: @自分 数年後、かれらの比類なき努力により待望の比類なき宇宙戦艦は完成した。
    老人はその黒光りするボディを眺め、目に涙を浮かべ、
    ジュンとしながらこうつぶやいた。「この船をヤマ卜(ぼく)と名付ける」。
    およそ70年前、このシェルターの近くで轟沈した、
    かの巨大戦艦にあやかっての命名ではあったが、
    もはや老人の脳は溶ろけつつあり、
    なにやら比類なく間違ったネーミングがなされたのであった。

    かくして、比類なき宇宙戦艦の、あてどもない旅が始まる。
    号砲一 発轟かせ、いまヤマ卜が立つ!!
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