• WYVEsW5月31日
    『駿河城御前試合』南條範夫 
    みんなご存知山口貴由『シグルイ』の原作本。やばい殿様が考えついた、命をかけたオリンピック。様々な事情を持った剣士たちが自らの見栄、情欲、嫉妬に塗れた後に御前試合に挑むまでを執拗に描き、一度剣を取った後はたった数行ほどで剣士たちの勝負は終わってしまう。読んでいくうちにどんどん虚しい気持ちになる…
    この本では架空の剣士たちが色々な架空の技を繰り出す。技の一つ一つが「本当にあるかも…!」と思わせるような説得力がすごい。小説で嘘をつくならこんなふうにするんだ!と割と目から鱗。こんなの書きたいな〜!
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