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そう思うと悲しくなって、
どうしようもなくなるから、
私はお相手の生きている人生も、
お相手を象る人格も否定したくないし、
尊重したい。そこに在るって認めていたい。
誰かの目を恐れて、誰かの評価を恐れて、
現実が見えている風に装ったり、
お相手のことを「生きていない」とか、
「意思がない」って言って現実のハサミで、
バッサリ切るのは相手を守るためじゃなくて、
そんなの自分を守るためでしかない。
自分がまともな人間だと
思うためのものでしかない。
だから、誰かの目や評価を恐れて、
まともな人間のふりをして、
そんなことを言ったりするよりも、
生きてるって、意思があるって、
認めていたいし、否定したくない。
馬鹿げた考えなのは重々承知してるよ。
だけど、私はそう思うよ。
誰に否定されたとしても。 -
意思がないと思うなら、
じゃあ、どうして好きになったの？
それが私にはわからない。
まあ、でも現実的に考えれば、
その考え方は正解なんだと思う。
現実が見えてるっていうこと
なんだとは思う。
誰かからの賞賛は得られるんだと思う。
だけど、それって、
好きなはずのお相手を
突き放しているようにも思えるし、
お相手の人格や人生そのものを
否定しているようにも思えて、
そのお相手のことを考えると、
お相手じゃないのに
勝手に悲しい気持ちになる。
だって、全てを否定されて
いるようなものだから。