今から30年後の未来のために、逆に、いま、30年前のバブル崩壊後・氷河期頃の時代に異世界転生で戻ったとして、少子化を防ぐために出来たことって何があるんだ？と妄想すると「産んで育てやすい環境のために子育て世帯支援の充実」「雇用の男女平等を進める」「就労や採用慣行を変える」「一度挫折した人でも何度でも希望を持って社会復帰・参加できるようにする」みたいな、取り組むべきテーマは変わらない。となると、結局、こういうものは一つの政策パッケージや法案だけで数年で変わるものでは到底なく、世間全体が危機意識を共有して痛みを覚悟して協力を続けないと変わらないじゃないかと、なかなか無理ゲーに思える。未来のために特効薬はなさそうだが、少なくとも、これまで続けてきたことは諦めずに続けなければならないんだろう。