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連れ去られた人の中には、余命幾ばくもない人もいたが、全くの健康体にされていた。生殖機能を失ったことは悲しいことだが、老人達には関係無い、むしろ連れ去られたい、カルト宗教じみた団体まで現れた。 -
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二十歳から連れ去られる事が判明し、もはや人権などと呑気なことは言ってられなくなり、18歳から婚活を始め、急いで子供を産む事は常識となった。
彼らが我が物顔で空に留まるようになってから、戦争は無くなった。 -
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自我を意識した時には既にここに居た。
沢山の彼らが、やってきてはガラス越しに手を振った。
巨大な窓には、真っ暗な中空に浮かぶ、青と水色と白と所々茶色の球体が浮かんでいて、何故か見ていると飽きない。
暑くもなく、寒くもなく、苦しみも無く、毎日美味しいものを食べ、ゴロゴロと健康に、だけど、随分長く生きたのだろう、そろそろ俺の寿命のようだ。
眠る前に聞いた言葉は何と言ったのか、何度も彼らは俺の名前を呼んでくれた。「最後」と。 -
空からやってきた上位存在共は、人類を捕まえては連れ去った。
そのまま、いつまで待っても帰ってこない、連れ去られた人達の家族は絶望したが、1日程で、一部の人達が地上に戻された。喜んだのも束の間、戻された人達は、腹を切られ、みんな生殖機能を失ってた。
戻ってきた人達の話を聞いた所、彼らは人類の五倍程の大きさで醜く、特殊な言語を使っていた。
まあまあの広さの部屋にはベッドど、水と、食事と思わしき固形の粒は意外と美味しく、平たい器に入った沢山の固形の粒はどうやらここで排泄しろと言うことなのか、暫く待たされた後、手術された。手術は麻酔をしてくれたし、彼らの声は慈愛に満ちていたし、それ以外の身体の病等は全て治っていた。