• タブレットをカバンから取り出し、物凄い速さで文字を打ち込むミサキ。
    そんな事を気にせずに来栖は「1階の角部屋が恋人家だ」とアパートを指差す。そう言われ、早速カオルはドアにそっと触れる。
    不思議そうにした来栖を見てミサキは言った。
    「カオルはね、サイコメトリーなの。ああやって残留思念を読み取ってる」