乙女ゲームの彼を好きになってつらい。
自己投影するタイプだからプレイヤー操作のヒロイン像はないほうが好きだし、彼もヒロイン像の薄い作品の登場人物だった。
人気が出て長寿作品になって今なお愛されているコンテンツ作品になった。
長く愛されて人気なのは喜ばしいけどヒロイン像が公式から明確に出されて、デフォルト名でひっそりと扱われてきた主人公の名前が前面に出て、彼を含む攻略キャラたちがデフォルト名で主人公を呼ぶ。
ゲーム外の媒体でもヒロインが必ずパッケージに描かれるようになった。
キャストが集まったリアルイベントでもデフォルト名を呼んだらしい。
周年記念のグッズにはデフォルト名の主人公が単体でグッズになった。
作品初期はヒロインを出来るだけ彼や攻略キャラと一緒にしない配慮を公式からしてくれていたのに、今じゃデフォルト名ヒロインと彼の恋を見守る次元外にいる自分という構図。
私じゃない女に愛を囁き慈しむ彼が公式だとしても私は受け入れられない。