• qxzTbC9月16日
    クララとお日さま

    作者の言いたいことは1つだけで、その他は読み手に委ねられてる本のような気がする。設定をしっかりねりました、それに合わせて現実的に物語を作りました、さあどう思いますか、みたいな。プロの小説家が書いた本だなという感じ。作者のエゴも少ない。

    人工知能というか、それをベースにしたものは『理想の人間』っぽく作られるはずなのに、クララが全く人間には思えないのは奇妙なことだと思った。この小説では人間の方も能力が高められてるはずなのに、こちらも全く人工知能っぽくはない。

    この本を読んで作者に対する理解は深まったが、この物語についての考えはまとまらない。なんか不思議な本やったな。
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