• NHKで三島村歌舞伎の俊寛を見た。
    舞台だと青空に青い海で水平線に遠ざかっていく船を見送るイメージだったが、三島村では夜の上演のため船はすぐに暗闇に消え、海ともつかない暗闇に取り残される俊寛の孤独が浮き彫りにされる感じがした。
    勘九郎の俊寛は人と共に生きるのが好きそうで、独りになった時点で立ち直れないであろう優しいおじさんといった感じ。勘太郎は鶴松と恋人役をするには若すぎる見た目だったが、はにかむような若者の役が合っていた。
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