• VtTkjb1月13日
    随分と長い暇をいただいており申した。
    ひとつ、某の思い出を語らせて頂きたく候。
    年を明けて間もなく、愛猫のたまが病にて旅立ったのでござる。
    2年ほど患っておったのだが、気丈な猫であった。
    いつも某の膝を貸せとせがみ、少し放っておけばどこじゃどこじゃと鳴いて寂しがる。
    毎日の補液に文句も言わず、大層我慢をさせていた事であろう。
    最期はお館様の居る休日を選び、旅立った。
    心はまだ癒えぬが、16年の歳月を、たまと添えたのは人生で一番の宝である。
    達者でな。
    そしていつかまた、某の処へ来てもらえぬかの。
    愛しておったぞ。
    これからもな。