• aIcln.6時間
    「人類の深奥に秘められた記憶」
    縦横無尽に広がる構成にまんまと引き込まれた。これだけあちこちに話が脱線しても根底は一貫してジェガーヌとエリマンの話でまとまってるのがすごいな。
    文体。構成。演出。受賞歴。あるいは人種。経歴。人は目に見えるもので作品を語ろうとするけれど、それは本当に作品を「読んでる」と言えるのか。作者が本当に伝えたいことはそこじゃないだろと、身につまされる話だった。
    結局は読者自身も自分の人生を生きることで、初めて作者の気持ちが分かるのかもしれないな。
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