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小説書いったー
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C7fjbN
2022年12月7日
明け方、太陽が登るまでの街を見るのが好きだ。高台に立てられた高層マンションの上階。街を一望し、遠く離れた所まで見渡せる場所に私は住んでいる。
お気に入りのコーヒーを抱えてぼんやりと白んでいく空を眺めていると、隣の部屋の窓が開いた。
名も知らぬ隣人だ。時々、男女のあれこれが聞こえてくるけど一人暮らしらしい。時々こうして朝方に会うのだけど、実態はほとんど知らない。
隣人は、おはようと言いながらベランダの仕切りまでやってきた。私も近くへ行き挨拶を返す。ここ半年ほどの決まったやり取りだ。
いつものようにコーヒーを分ける。お返しにお茶菓子を貰う。今日はチョコレートだった。甘くて美味しい。いつも食べているはずなのにいつもより美味しい。
それがまたたまらなく嬉しいのだけど、言うのは恥ずかしいので控えている。
隣人はコーヒーを一口啜り、今日も美味しいねとカップを返して寄越す。私が受け取ったのを見て、彼女はタバコに火をつけた。
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お気に入りのコーヒーを抱えてぼんやりと白んでいく空を眺めていると、隣の部屋の窓が開いた。
名も知らぬ隣人だ。時々、男女のあれこれが聞こえてくるけど一人暮らしらしい。時々こうして朝方に会うのだけど、実態はほとんど知らない。
隣人は、おはようと言いながらベランダの仕切りまでやってきた。私も近くへ行き挨拶を返す。ここ半年ほどの決まったやり取りだ。
いつものようにコーヒーを分ける。お返しにお茶菓子を貰う。今日はチョコレートだった。甘くて美味しい。いつも食べているはずなのにいつもより美味しい。
それがまたたまらなく嬉しいのだけど、言うのは恥ずかしいので控えている。
隣人はコーヒーを一口啜り、今日も美味しいねとカップを返して寄越す。私が受け取ったのを見て、彼女はタバコに火をつけた。