OK
  • slb2zm4月1日
    12歳になれば、ずっと線路を歩き続けられるような友達ができると思っていた
    14歳になれば、お互い傷つけあいながらも、将来の話ができる友達ができると思っていた
    16歳になれば、世界を救うか、自分の世界の周りで、小さな恋物語でも紡げるのかと思っていた
    18歳になれば、永遠に尽きない、一生の友人ができるのかと思っていた
    20歳になれば、成人だからとみんなでお酒を飲みに行き、マージャンでもして、だれかの部屋に入り浸るような、「ただれた」生活ができるのだと思っていた
    22歳になれば、いきつけの飲食店などができて、「いつもの~」とか言ったりするのかと思っていた
    24歳になれば、26歳になれば、28歳になれば、30歳になれば…物語はいつも、平凡だった主人公の身に、いつでも何かのタイミングで「忘れられない瞬間」「無二の友」「理解し合える恋人」ができるから。


    40代。それらはすべて、努力してきた者のみが得られる特権だと知る。何もなかった。何も。
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